口から食べる機能が障害されると、水分やお茶、味噌汁のようなものが上手に飲めなくなります。
水のように粘度の低い液体は、動きが速く、誤って気管に入りやすいからです。
トロミをつけることで、動きのスピードがゆっくりになり、また、まとまりやすくなるため、
スムーズに飲み込むことができます。
ただし、トロミをつけすぎると、逆に飲み込みづらくなり、誤嚥や窒息の原因となることがあります。
その人にとっての最適なトロミの程度は異なりますので、何でもトロミをつければよいということでは
ありません。
嚥下障害の度合いをしっかり観察する必要があるんですね。
それに、各メーカーのトロミ成分には違いがあり、同じ量を入れてもトロミのつき方は同じにはなりません。
【第1世代】デンプン系もったりとしたとろみがつくのが特徴。
【第2世代】デンプン+グアーガム系第1世代に比べ少量で強いとろみがつく。
唾液の影響を受けにくく、とろみがつく時間も早い。
【第3世代】キサンタンガム系べたつきが少ないとろみがつくのが特徴。
素材の味や匂い、色を損なわずにとろみが付けられる。
ダマが少しできやすい第3世代ですが、少ない量で早くトロミがつき扱いやすいのでおすすめです。
トロミのつけ方
①コップやスプーンはいつも同じものを使う。
→いつも同じトロミをつけるためには、同じ量を量ることが大切。
②トロミ調整食品をすりきりで量る
→同じスプーンでも大盛りとすりきりでは大きく量が変わります。
すりきりで量ることを習慣づけましょう。
③トロミを追加する時の注意
→一度トロミのついた物に、トロミ調整食品(粉)を追加するとダマになります。
より濃い溶液を別の容器に作って加えましょう。
~~~おすすめのトロミ調整剤~~~
第3世代ですばやいトロミ! 食事の風味をそのままに手軽に扱えるので◎
こちらも第3世代。 うちではちょっとお高いのでサラヤさんのばかり取り扱っていますが、
病院で主につかわれているのはこちらだそう。。
数社のサンプルをいただいたので、上記以外のいい商品を開拓して後日皆様にお知らせしますね!